





| 1 搬送に必要な吸着力 | |
| ワークを吸着して搬送する場合の、必要な吸着力について考えます。図1左は、ワークを垂直に吸着し、上方に加速度をもって搬送する場合です。また、右図はワークを水平に吸着し、上方に加速度をもって搬送する例です。 | |
| それぞれの吸着力は、次のように表せます。 | |
| 左の場合 | 
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| 右の場合 | 
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| ここで、 | 
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| 図1右の吸着搬送方法では、吸着力を摩擦係数の分多く必要になります。 | |
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| 2 有効パッド面積 | ||
| 吸着力は、図2に示すように、有効パッド面積にパッド内到達圧力(ゲージ圧)をかけてもとまります。 | ||
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| ここで、 | 
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| (3)式に(1)式(2)式を代入すると、吸着搬送に必要な有効パッド面積は次のようになります。 | ||
| 図1左の場合 | 
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| 図1右の場合 | 
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